トランクルーム事情

■首都圏でのトランクルーム

首都圏はトランクルームの認知度も上がり、利用者は増えていますが、逆に業者さんも一頃と比べて増えてきました。
したがって競合が増えてきます。
どんな商売も儲かるとわかったら、ライバルが増えてくるのは仕方がないことです。 コインパーキングしかりコインランドリーしかり。
しかし、ライバルが増えることを恐れていたら、どんな商売もチャレンジできません。

■地方都市のトランクルーム

はっきり言って、トランクルームは地方は寡占市場。
コンテナボックスはどんな地方都市でも見受けますが、室内型のトランクルームは非常に少ないのが現実です。
しかし、ほとんどの利用者や消費者はレンタル収納を借りたい、と思ったときコンテナのような屋外にあるものを避けて室内にあるものを好みます。
そこにチャンスがある。 レンタル収納はお客様のニーズがそれぞれ違い、コンテナもトランクルームもお客様は使い分けしているのです。
地方都市はトランクルームはまだまだ普及していません。
それゆえ、市場はこれからいくらでも伸びる可能性は高いといえるでしょう。

■トランクルームは賃料収入が安くてメリットがないのでは?

休業状態が続く物件は時間の経過とともに本来の魅力を失っていきます。 遊休地や空き室、空き店舗等の休眠物件をトランクルームとして再生させることで、投資収入はもちろんですが、お取扱物件の魅力を向上させ、新規の不動産契約に繋げて行くことが可能です!
低リスク、高成長のトランクルームの運営は資産運用、投資案件としての魅力も十分。
土地活用をお考えの物件オーナー様への提案商材とご活用頂くことで御社の信頼向上や取引拡大に発展させて行くことも可能です。

■コンテナより室内型のトランクルーム

トランクルームとは、物品をあるスペースを借りて収納できることを指すが、日本での物品を預かるサービスとしては大きく2つの契約に分類されています。
  • 倉庫業法に基づく寄託契約:倉庫業法に基づいた管理が行われ、物品の補償義務も生じる預かりサービス
  • スペースの賃貸契約:ビルや専用施設の室内を区分して賃貸するもしくは屋外でコンテナを設置し貸し出すサービス
屋外型のコンテナは、消費者の中でも大量に荷物があるケースや、職人さんなどが部材などの仮置きで使用しているケースが多くなっていますが、一般の消費者にとっては、室内型のトランクルーム・レンタル収納が最も身近な存在でしょう。

■トランクルームビジネスのメリット

■利回りが高い
初期投資額が低く、トランクルームの坪単価は通常1万円以上取れるので、利回りがとても高くなります。
また特筆すべきは、退去時のリフォームや現状回復費用がかからないため、ネット利回りが高くなるのが、住居系の賃貸経営とは異なります。
単純利回りは、店舗を借りても50%以上行きますし、自分の所有物件で賃料料が発生しないのであれば、100%以上の高利回りも実現できます。
トランクルームビジネスの特徴としては、利回りがとても高いビジネスで、まだ多くの賃貸経営者が取り組んでいないため、チャンスが豊富にあります。
事務所や店舗をテナントして貸そうと思ってもなかなか思うような坪単価は取れない時代です。思い切ってトランクルームに変更することも一つの空室対策のアイデアとなります。

■人が住まないので現状回復費やリフォーム費用がかからない
トランクルームは、室内のパーティション(鉄の板で分けて部屋を作る)型や物置型、コンテナ型と種類はあるものの、物をおくスペースのため、特に現状回復費用やリフォーム費用がかかりません。掃除機をかけて雑巾で拭けばいい程度ですので、いわゆる賃貸経営の壁紙を変えたり、フローリングを修理したり、クリーニング費用がかかるということはありません。
住居系に必須の水回りのユニットバスやトイレ、洗面台等もないのでコストが低いだけでなく、古くなって新しい設備を入れる必要がないのは、住居系の賃貸経営からするととても助かる事です。ガス台や電気コンロ等もないので火災リスクもほぼないビジネスとなっています。
人が住まず、物を置く場所ですから、借地借家法の適用外にできるため権利関係の複雑さもなく、クレームの発生も少なく、楽な運営ができます。多少古くなってきもても物を置く機能に劣化が起こるわけではないのが、トランクルームビジネスのいいところです。

■建物の築年数が古くても問題ない
物を置くスペースですので、建物の築年数も関係がほとんどありません。建物が壊れそうであったり、水漏れをしている等は論外ですが、通常使用できるレベルであれば、建物の築年数によってトランクルームの利用判断することは稀です。
どちらかといえば、建物が古くても、賃料が安ければ全く問題ありません。逆に新しい建物でも賃料が高ければ、埋まらないケースも多くあります。
そのため、古い建物を所有するオーナーや、古い建物でテナントが決めずらい店舗や事務所などを有効活用できます。

■需給が良好なビジネス
まだトランクルーム利用に対する認知度も今後伸びており、5倍~10倍程度の規模になっていく市場です。そのため、需要に対して供給が少なく、住居系の需給バランスからすると、貸し手に有利であり夢のような状況です。
コンテナは、建築基準法上の問題があり、設置基準が厳しくなっており、今後設置することが難しくはなるのですが、その代わりに室内型のトランクルームは、用途規制はあるものの設置基準は厳しくないので、コンテナの需要も取り込めるため、今後は有利に働きます。

トランクルームビジネスを大手でない賃貸経営者にもチャンスがあるビジネスです。利回りが高く、経費の低いビジネスです。古いテナントで長く空室が空いていたり、賃貸経営の手残りの少なさに疲弊してしまった方にとってトランクルームビジネスは新しい手法となるでしょう。
 

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